ERの看護師求人

ERについて

ERは救急患者さんを受け入れて初期診療を行う施設をいいます。 救命の最前線ということもあり、看護師経験が三年以上ある人が配属されることがほとんどですので、新人でいきなりERで働くことはできないでしょう。 では、ERの実情はどうなのか気になるところで、経験者であるER看護師の声を集めてみました。

ERの主な仕事内容

救急患者さんであればどんな人も受け入れ初期治療を行う施設ですので、さまざまな知識と判断力が必要とされます。 主に搬送される患者さんは、多発外傷や頭部外傷、脳卒中や心筋梗塞などすでに心肺停止状態のこともあり命の危険性が高いのです。 三次救急に位置するERでは、搬送されてきた患者さんを救急室で救命処置を受けたあと、併設された救命病棟(救命センター病棟)に入院する流れになります。

ER看護師が行う仕事は大きく分けて、患者さんの救命をする初期治療を行うか、治療後の患者さんを受け入れる救命病棟で看護するかです。 施設によっては、初期治療だけで入院に関してはノータッチのところもあるようです。 搬送される患者さんは命の危機に立たされていますので、素早い判断力とチームワークが大事な現場です。 医師の指示を待っていては患者さんの容態も悪化してしまいますので、知識や技術はもちろん高くしておく必要がありますよ。

次にどんな処置を行い、薬や器具などを予測することが延命のカギになりますので、全体的に周りを観察でき適材適所の行動力がある人に向く施設といえますよ。

また、救命病棟での仕事は生命の危機から脱出できたとはいっても、安心できない患者さんばかりですので、落ち着いた判断と観察力を必要としています。 24時間人工呼吸器や透析装置、人工心肺などの高度機器を扱う施設での仕事ですので、昼夜問わず24時間患者さんの観察をします。 このようにER看護師は忙しく気が抜けない現場でのお仕事ですが、やりがいを感じる看護師も多くいます。

ERのメリット&デメリット

ERで働くメリットはキャリアアップに優れているというところです。 全ての診療科患者さんが搬送されてくる可能性がある施設ですので、小児科や整形外科、神経内科、精神科、内科、外科など幅広い専門知識が必要とされます。

命の危機にある患者さんを救う現場での仕事は大変ですが、素早い行動や判断力を磨くことができますので、今後他の診療科に転職したとしても患者さんの急変時にすぐ行動にうつせる強さを得られます。

逆にデメリットは、命を救えないこともよくあるという点です。 また、意識がない状態の患者さんもいますので、治療方針やコミュニケーションをとる看護はできず、淡々とした業務になりがちです。 じっくりコミュニケーションを取る看護を目指す人は理想とは違うことでストレスになることもありますよ。

ERの夜勤や残業

24時間365日いつでも患者さんの受け入れ態勢を整えていなければいけないERですので、日勤と夜勤のスタッフ数は同じになるように設定されています。 深夜の受け入れ要請も多いため、施設によっては日勤よりも夜勤の人数が多く配置されているところもあります。 したがって、夜勤の回数は他の診療科よりも多くなります。

その一方で残業は少なく、日勤で休みを取りやすい傾向にあるのがERの特徴です。 救急搬送は常にあるわけではなく、1日に何人も搬送されることもありますが、逆に搬送が1日に1件もない場合もあるため忙しさもバラバラなんですよ。

普通は日勤看護師が多く夜勤看護師が少ない配置になりますが、ERでは同人数か夜勤が多いため、勤務時間が終われば次の勤務者に引き継げばOKな施設が多いんですよ。 いざ重篤な患者さんが搬送されて来れば、緊張感や慌ただしさはある多忙な施設ではありますが、プライベートを大事にでき両立しやすい職場ともいえますよね。

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