男性看護師を募集してる病院の求人&転職のコツは?需要はあるの?

以前、看護師は男性と女性で呼び方が違っていました。男性は看護士、女性は看護婦。

これが、2003年の制度改正で統一して看護師と呼ばれるようになって10年ほどですが、男性看護師の割合は、全体の1割ほど。

まだまだ少なく、女性の職場というイメージが強いのですが、看護士(師じゃなくて士)と呼ばれていた時代があることを考えると、男性看護師の歴史ってとても長いんですよね。

私にも、20~30代の男性看護師の知り合いが3人いますし、おじは定年間近の看護師です。

男性看護師は、実は歴史があり、毎年新しい看護師さんが養成されています。それなのに、男性の看護師さんは転職や就職先に制限があるような気がしてなりません。

力仕事やタフさを頼りにされている?

法律で平等に雇用するように決められてはいますが、男性と女性でどうしても出てきてしまう性差。もともと、骨格や筋肉が男女で違いますし、内面的な違いも大きいですよね。

そのため、男性看護師の採用や配置にあたって、人事側は、力仕事が必要な診療科に配置したいと考えがちになるのは否めません。もしくは、女性の患者さんのことを考えて、身体にふれることの少ない診療科などですね。

すると、どうしても、精神科や心療内科、メンタルヘルス科といった、いわゆる精神系の診療科(とくに入院病棟がある場合)でのニーズが増えることに。ボディタッチの少ない眼科などもそうですよね。

これだと、看護師としてあまり頼られてない気がするかもしれませんが、看護職はチームプレーが大事。1診療科でのチームも大切ですが、院全体でのスムーズな看護を考えた場合、適材適所で男性看護師はパワーを必要とする診療科に配置されることが多いワケです。

なので、力仕事が必要な部署に回されることが多いと感じてるかもしれませんが、それは、必要とされているからこそ。女性看護師では勤まりにくい部分をカバーしてあげられるのは、男性看護師ならではなんです。

小児クリニックではどうか?

看護師としてのスキルは、同じ経験を積んでいれば男性も女性も同じレベルにあるはず。でも、どんな患者さんが来るかによって、男性よりも女性の方がいい診療科だってありますよね。その代表的なものが、小児科。とくに、クリニックの看護師はほぼ女性です。

まあ、子供は女性の母性にふれていた方が安心できるってのが大きいですよね。子供には、病院は怖いところという思いがありますから、心を落ち着けてくれたほうが診療もラクですし。

同じく子供の面倒をみるというポイントのまま、少し視点を変えて、男性保育士はどうかというと、やっぱり、保育の現場ではまだまだ少数。

もちろん、当たり前にクラス担当を受け持つワケですが、園内での力仕事はほぼ任せられるそうで。「A君、荷物運ぶから手伝ってよ~っ」なノリで。

そう考えると、力仕事が多くない限り、小児クリニックは男性看護師でなければならない大きな理由はなく、子供が安心できる女性看護師の方が全般的に適しているということになりますね。

家計を支えるという面から男性看護師は働き先を制限してるかも

結婚して家庭を持つと、女性は出産のために一時期仕事から離れなければいけません。

今では、夫婦共働きで一緒に家計を支えていくという考え方は当たり前になりつつありますが、男性の収入が生活の柱になっている家庭の方が多いのはたしかです。

将来のことも考えなければいけないので、収入が多い病院やクリニックで働きたいと思うのは当たり前でしょう。

働きたい診療科があるA病院がいいけど、収入が見劣りするから、B病院にするということもちらほら。

就職先・転職先を制限しているのは、自分自身の中に潜んでいる場合もあるんですよ。

結局、男性看護師の就転職先はあるのか?

さて、まとめます。

男性看護師さんは、パワフルな力仕事が予想される現場で必要とされているのは事実。でも、そんな職場だけではありません。

私の友人は、救命センター(ER)や中央処置室も回って経験を積んでいます。オペ室への異動も打診されたそうですが、怖くてお断りしたのだとか。

じゃあ、なぜ、そういった職場・診療科に巡り合えないのかといえば、仕事のシチュエーションは多いのですが、女性看護師の多さに埋もれてしまっていることも原因の1つかと。

それだけじゃなく、効率のいい求人探しができていないのも、大きな理由の1つでしょう。

自分が知っている知識や情報だけで転職活動を行うと、どうしても範囲は狭くなりがち。つまり、選択の対象が少ないのですから、求人募集が少ないと感じてしまいがちに。

そこで、男性看護師さんが効率的に求人を探して転職に成功するためには、自分が知らない転職の知識や情報を仕入れる必要があります。それを実現できるのが、看護師求人サービスなんですね。

私の男性看護師の友人3人のうち1人も、上手に使って自宅から10分以内の赤十字病院に転職しちゃいました。まだ30代前半なんですが、お堅い仕事で高給取りの兄よりも給料が高いそうで(具体的な金額は聞いてません)、弟を羨む兄という構図を見て、自分からアクションすることの大切さをじんわりと実感させられましたよ。

看護師求人サイトを使うor使わないは個人の自由ですが、とりあえず登録しておけば、「B病院が求人を募集してますよ」とか「C病院であなたのような人を欲しがっているのですがどうしますか?」という具体的な情報が入るので、転職の幅が広がることは確実です。今の時代、情報を制した者が勝てるんですって。

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