精神科の看護師求人

精神科について

精神科は精神疾患を抱えた患者さんと向き合う科です。 患者さんの数は内科や外科などよりも多くはありませんが、専門性の知識を必要とされる精神科では、様々なスキルアップができますよ。

精神科の主な仕事内容

主に行う仕事としては、患者さんへの簡単な問診、採血、注射となります。 たったこれだけ?と甘くみてはいけないのが精神科の仕事です。 精神科にかかる患者さんの症状は「心」に病気を抱えており、一つ一つの行動や言葉にも細かい気配りが必要となるんです。 精神科患者さんの疾病を知ることは大事ですので、ここで主な疾病を紹介します。

・精神分裂病:ひきこもり、興奮、支離滅裂な言動、幻覚、幻聴など。

・躁病(そうびょう):落ち着きがない、多弁、多動、浪費癖、短気、妄想など。

・うつ病:自信喪失、悲観的、判断力低下、落ち込み、絶望感が強いなど。

・神経症:
恐怖症(特定の状況や物にたいして極度の恐怖がある。対人恐怖や閉所恐怖、視線恐怖など)
ヒステリー(心で処理できない葛藤から意識障害や体に症状が出る。声が出ない、多重人格、体の一部が動かない、失踪など)
不安神経症(パニック障害、過呼吸症候群、動悸、不安など)
抑うつ神経症(ストレスなどからうつ状態になる)
心気神経症(小さな体の変調を、悪いほうに考え不安になる)
強迫神経症(意味のない特定な行動や考えが頭に繰り返し起こる。確認強迫、スケジュール強迫、手洗い強迫など)
神経衰弱(倦怠感、めまい、頭痛、疲れやすくなるなどが起こるが、体には疾患がない)
離人神経症(思考や感情が自分とは違うものに感じる、現実感がなくなるなど)

・心身症(ストレスなどから腹痛、下痢、便秘、おならが多い、手が震えるなど)

・摂食障害(拒食症、過食症)

・人格障害(自傷行為、他害行為、狂言的自殺未遂、他人との孤立や無関心など)

・児童期精神障害(自閉症、チック、どもり、夜尿症、多動など)

・老年期精神障害(アルツハイマー型老年痴呆、幻覚、妄想、衝動的暴力、うつ病など)

・思春期・青年期精神障害(不登校、ひきこもり、家庭内暴力など)

このように精神疾患の症状はさまざまあり、臨機応変に接することと適切な判断力、また思いやる言葉かけがとても大事な診療科です。 精神科にかかる患者さんは子供から高齢者までと幅広く、心の病から身体症状となって表れることもあるため、精神科としてのスキルだけでなく急性期看護や認知症看護などの分野も知っておくことで看護の幅が広がりますよ。なにより精神疾患は長期治療が多いので、患者さんが話しやすい雰囲気や上手なコミュニケーション力は求められます。

精神科のメリット&デメリット

精神科は医療技術能力よりは、専門的な知識のスキルを必要とする科です。 精神科で働くメリットは、精神疾患看護のスペシャリストになれることです。 知識は精神疾患だけでなく、急性期や認知症患者など幅広い知識を身につけることができるでしょう。 ほかには注射で薬を投与することが多いため、注射を打つのが上手になります。

デメリットは、精神病の患者さんを看護するため、自分のメンタルが病んでしまう可能性もあります。 また、上手なコミュニケーションを取るのが難しいこともあり、コツをつかむまでは大変な面があります。

しかしこれらのメリットとデメリットは、自分が精神科看護師として患者さんに向き合う気持ち次第でどちらにも転がることです。 ポリシーがしっかりしていれば、デメリットの部分もポジティブに受け止められるため、一人一人の患者さんとしっかり向き合って看護したいという人には向いている診療科です。

精神科の夜勤や残業

精神科の夜勤と残業は医療機関によってまちまちです。 病棟がある場合は確実に夜勤はありますし、設けていないクリニックでは日勤のみになりますよ。 精神科ということですので、夜間に異常行動を起こす患者さんも少なからずいます。 そういうときの対応や鎮静剤などの注射など、人数の少ない夜勤時に適切な行動をとるのが難しい場合もあるようです。

残業ですが、緊急性の低い診療科ですので比較的少ないと言われています。 じっくりとお話する患者さんに付き合って残業になったということもありますが、業務がバタバタして追いつかないという科ではないため、プライベートを大切にできます。

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