埼玉県の医療施設数と病床数

東京都のベッドタウンにもなっている、首都圏1都3県を構成する埼玉県。都心へのアクセスも容易で、県レベルでは人口が増加傾向にあります。

人口が増えると、医療施設の負担が増えることとなりますが、埼玉県の医療施設の整備状況はどのようになっているのでしょうか。

まず、総合病院についてみていきましょう。埼玉県の総合病院数は355施設となっていて、病床数の合計は62,986床です。人口が密集する都心エリアだけあり、病院数、病床数ともに多く恵まれているように見えます。

しかし、人口10万人対比で考えると、病院数は全国平均6.9に対して5.0と少なく、病床数は全国平均1260に対して885と75%ほどしかありません。

これだけで考えると、病院はあふれかえっている。そう捉えることができます。

埼玉県の看護師数と医師数と受療率

では、本当に病院はあふれかえっているのかを、受療率でチェックしてみたいと思います。埼玉県の受療率(入院)は741。全国平均である1,090の約70%ほどしかなく、入院患者は多いにしても率だけで見ると少ないのが現状。神奈川、千葉に次ぐ、下から3番目の少なさです。外来でも、平均5300ほどに対して4600ほどしかありません。首都圏では、受療率が少ないのが特徴なのです。つまり、病院は患者であふれかえっていないと考えることができるでしょう。

次に医療スタッフの数です。医師数(10,393)と看護師数(正准計41,925)は、数こそ多いものの、10万人対比でチェックすると、医師は146(全国224)、看護師は598人となっています。つまり、医師も看護師も足りない状況。だから、看護師の求人募集が頻繁に行われているんですよ。

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